13:30−16:00 シンポジウム「多職種連携による音楽療法」
コーディネート:土野研治(日本大学芸術学部 教授)
「FMT脳機能回復促進音楽療法について」
スウェーデンのラッセ・イェルム氏によって開発された音楽療法で、音楽を用いた動作療法と定義されます。対象は発達障害児、パーキンソン病患者など多岐にわたり、1回 20分の個人セッションで、セッション中は指示を与えず、電子音ではなく、アコースティックピアノと打楽器とのやりとりで展開していきます。 現在スウェーデンの特別支援学校の約7割がFMT脳機能回復促進音楽療法を実施しているほどに広まっています。
わが国では、加勢園子と土野研治を中心して2009年に演奏(バイオリン、ピアノ、声楽)と音楽療法による日瑞音楽交流プロジェクトを設立し、これまで3回の音楽文化交流を両国で行ってきています。今回はセラピーの実際を体験するワークショップに加え、作業療法、言語療法、心理療法など他職種との連携の可能性についてシンポジウムで考えたいと思います。
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